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歯医者の治療で麻酔を使った後の食事について

歯科治療で麻酔を打った後は、当然ですが歯茎やその周りの感覚が麻痺します。普段とは違った状態となるため、不安に感じる方も多いようです。とくに麻酔を使った後の食事については、詳しく知りたいことでしょう。今回はそんな歯科麻酔を使った後の食事の注意点についてわかりやすく解説します。

麻酔の効果が切れるまでは食事しない

歯科麻酔にはいろいろな種類があり、それぞれで効果時間が異なります。同じ種類の麻酔であっても患者さまの体質によってもどれくらい効果が持続するのかが変わることから、少なくともご自身が「麻酔の効果が切れた」と実感できるまでは食事を控えた方が良いです。飲み物であれば問題ありませんが、麻酔が効いた状態で食べ物を口にするといろいろなトラブルを引き起こしてしまいます。

麻酔後すぐに食事をするリスク

歯科治療で麻酔を使った後にすぐ食事をすると、次に挙げるようなリスク・トラブルが発生します。

舌や粘膜を噛んでしまう

お口の中が麻痺した状態で食事をすると、舌や頬の内側の粘膜を噛んでしまうことがあります。専門的には誤咬(ごこう)と呼ばれる現象で、本人は普段通りにそしゃくしているつもりでも、麻酔の影響で舌やお口周りの筋肉が正常に動いてないことで起こります。おそらく皆さんも体調が悪い時や朝、意識がはっきりとしていない状態で食事をした際に、経験したことがあるのではないでしょうか。

温度感覚がわからずに火傷をしてしまう

歯科麻酔は、痛みだけでなく、冷たさや熱さに対する感覚も麻痺させます。歯科治療から時間が経って、舌やお口周りの筋肉が正常に動くようになっても、温度感覚がまだ鈍っていることもあり、熱いもの食べた際、火傷をするケースも多々あります。しかも、火傷した時には気付くことができないため、普段よりも深刻な症状が現れやすくなっています。ですから、歯科治療で麻酔を使った日は、極端に熱い食べ物を口にしないようにしましょう。

アルコールも極力控える

アルコールは、全身の血流を促進します。それはお口の中も例外ではありません。麻酔の効果が切れる前にお酒を飲むと、傷口が開いて再び出血しても気付きにくくなるというデメリットがあります。その点も踏まえると、歯科治療を受けたその日は、できる限りアルコールは控えた方が望ましいです。

麻酔の種類による効果時間の違い

一般の歯科クリニックで使用する麻酔の種類は、表面麻酔、浸潤麻酔、伝達麻酔の3つが挙げられます。表面麻酔はジェル状の薬剤を歯茎に塗るだけのもので、効果時間は10分程度です。浸潤麻酔は最もスタンダードな歯科麻酔で、注射によって麻酔液を投与します。浸潤麻酔の効果は2~3時間程度です。3つ目の伝達麻酔も局所麻酔の一種なのですが、親知らずの抜歯などでなければなかなか使用しません。麻酔としての効果が非常に高く、4~6時間継続します。このように、ご自身が打たれた麻酔の種類をしっかりと把握しておくことで、治療後の食事をとるタイミングもわかりやすくなることかと思います。

まとめ

今回は、歯医者の治療で麻酔を使った場合の食事について解説しました。基本的に、歯科麻酔の効果が切れるまでは食事を控えるようにしてください。麻酔が効いた状態で食事をすると、誤咬や火傷などのトラブルを招いてしまいます。血流が良くなるアルコールも注意が必要です。そんな歯科麻酔についてさらに詳しく知りたい方は、いつでもお気軽にハートライフ錦糸町歯科クリニックまでご連絡ください。

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